ちょつとひといきタイム 12月号

いよいよ12月ですね。カレンダーも残すところあと1枚になってしまいました。来年こそは、新型コロナに振り回されず、穏やかに、安心して暮らせるようになってほしいですね。
さて、2023年の年賀状どうしますか? 最近は、「年賀状じまい」といって年賀状を出すのを辞める、あるいは受け取りを辞退する人が、年齢を問わず増えているとか。確かに年賀状は、宛名や文面を印刷したり一言添えたり、住所を管理したり、なかなか煩雑なもの。「いっそ辞めてしまおう」という気持ちになるのもうなづけるという人も多いのではないでしょうか。
ただ、年賀状じまいをすると決めたら、早めに連絡することが大切です。早い人だと12月に入ったとたん年賀状の準備を始めるので、遅くとも12月初旬までに「辞退」の連絡が先方に届くようにするとよさそうです。そして、さらに大切なのが、「お付き合いを辞めたいのではない」という気持ちを伝えること。「誰にも出さないので、あなたにも出しません」ということをしっかり伝えて、誤解を生まないように注意しましょう。そう考えると、「年賀状じまい」もなかなか神経を使いますね。躊躇してしまうという方は、例えば、儀礼的な年賀状はおしまいにしても、SNSやメールのやりとりができる親しい相手なら、「メールやSNSでの新年のごあいさつに切り替えます」という連絡をして、紙の年賀状については辞めにするというふうに、お付き合いの近しさでかたちを変えるのもいいかもしれません☆。
「出汁」にこだわって、おせち料理をワンラックアップ♪
新年を迎えるにあたって、年賀状の次に頭を悩ませるのは「おせち料理」でしょうか? 市販のおせちを買うという人も増えているそうですが、実は、「自分で作る」というご家庭はまだまだ多いそうです。
そこで、2023年のおせち料理は、“出汁(だし)”にこだわって、旨味のワンランクアップをめざしてみませんか? やはり、手軽な顆粒だしやだしパックよりも、鰹節や昆布で一から自分で取ると味わいは別格。添加物の心配もありません。とはいえ、毎回、料理のたびに出汁を取るのは、正直、面倒くさいもの。そこで、鰹節の出汁ならコーヒーのドリップの容量でペーパーフィルターを使ったり、昆布は鍋いっぱいに作り、麦茶ポットで冷蔵庫に保存したり、干ししいたけや煮干しは、水を入れた麦茶ポットに浸して冷蔵庫で一晩おけば出汁が出るそうです。
なお、それぞれ単体の出汁だと味が薄く感じることがあるので、おすすめは合わせ出汁にすることです。鰹と昆布を1対1で合わせ出汁にすると、うまみは7〜8倍にも感じられるとか。それに、健康効果も抜群です。例えば、鰹節には、「イノシン酸」という核酸系の物質が含まれており、免疫や細胞の活性化などに役立つそう。昆布の旨味成分「グルタミン酸」は、記憶力や集中力アップなどに役立つといわれています。
このように、日本古来の出汁には、旨味だけでなく健康効果もかなり期待できます。お煮しめやお雑煮、だし巻き卵などに活用して、一年を健康に過ごせるよう願いを込めてみてはいかがでしょう。どうぞ、よいお年をお迎えください。
2022年12月23日 11:55